2020.08.31
二酸化塩素には、「酸化によりたんぱく質を変性させる性質」があることから、ウイルス・花粉などの構造を変化させて不活化することができます。ただし、二酸化塩素は常温において気体(沸点は11℃、 融点は-59℃)の状態で、熱や光によって分解されやすい性質があり長期保存には適していません。そこで、長期保存が可能な状態で、二酸化塩素を安定的に放出できるようにした「安定化二酸化塩素」が当社製品で採用されています。 |
安定化二酸化塩素は、化学的には塩素を含みながらも「次亜塩素酸ナトリウム」「次亜塩素酸水」とは異なる物質です。次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系漂白剤の主成分として用いられる強アルカリ性の物質で、新型コロナウイルスの消毒には0.05%(500ppm)程度に希釈して使うと有効とされています。次亜塩素酸水は、電気分解などの手法で作られる弱酸性の液体ですが、保存状態次第で時間と共に急速に効果が薄れる性質があるため、購入時における使用期限の注意が必要とされています。NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)は、次亜塩素酸水の使用方法について、拭き掃除では有効塩素濃度80ppm以上、流水で掛け流す場合では有効塩素濃度35ppm以上、且つ明示された使用期限の範囲であることを推奨しています。 当社の採用している安定化二酸化塩素は「亜塩素酸ナトリウム」 (※注・次亜ではない)を主成分として製品化されたものであり、弱アルカリ性を示します。次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)のように薄めて使う必要がないため危険な作業が要らず、且つ次亜塩素酸水よりも長期保存しやすいことが特徴です。 |
二酸化塩素そのものは、いろいろな物質に対して酸化、変質させる性質を持っており、菌やウイルス、また花粉、カビ等に対しても作用します。ただし当社製品は“医薬品”ではないため、特定のウイルスや病原菌、疾病に対する個々の効果については製品内で表記しておりません。 |
SGSによる試験により、大腸菌、黄色ブドウ球菌を99.9%減らす試験結果が得られていますSGSは、スイス・ジュネーヴに本拠を置き、検査、検証、試験、および認証を行う企業で、認証企業としては世界最大規模です。世界各地域に1800以上の事務所と研究所を持ち、各産業分野における検査や試験、公的機関により定められた規格の認証などを行っています。 |
安定化二酸化塩素は、比較的安全な成分だと言われています。ただし、スプレーを人体に直接噴霧したり吸入したりすることはお避けください。 社団法人二酸化塩素工業会では、空間除菌製品に係る室内濃度指針値(自主基準)を0.01ppmに設定しています。また金属類や皮革製品に対しては、それらを腐食させるおそれがあるため使用しないでください。また安定化二酸化塩素は、他の酸性の物質と混ぜると反応して急激に二酸化塩素を発生させます。絶対に混ぜないでください。 |
・C-64:ズバッと除菌 スプレー ・C-72:ズバッと除菌 スプレー つめかえ |
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