アスファルトやカーワックスなどの油分がガラスに付着し油膜になります。油膜が太陽光等によって熱され焼き付くと、より強固な被膜に変化します。この被膜は通常のガラスクリーナーやウォッシャーでは落とすことができません。最近はフロントガラスに撥水コートを使用している方も多いかもしれません。しかしガラスの表面が滑らかでないと撥水剤を塗っても効果を十分に発揮できません。また、劣化してまばらになった撥水コーティングも見えにくいガラスの原因の一つです。

ガラス撥水剤を
そのまま塗り重ねてませんか?
撥水剤施工前の下地処理が重要です。

【シリコーン系撥水剤の特徴】

雨や油分を弾く力は、標準。フッ素系ほどの耐久は得られないが、施工が比較的簡単。また、再施工時の下地処理もフッ素系に比べ簡単。

・ワイパーによる摩耗に加え、雨や油分によっても劣化する。
・シリコーン被膜の表面が僅かに凹んだ面に、汚れがたまりやすい。
↓雨天時にワイパーを作動させると視界不良の原因に!

✕:下地処理なしで塗り重ねると、

・汚れ・油膜の上から、撥水剤を重ねて施工すると、シリコーン被膜に汚れが閉じ込められ、表面が凸凹になる。視界不良のほか、ワイパーのビビりの原因になる。
・シリコーン被膜と汚れが重なりあう。視界不良とワイパーのビビりが増大し、また均一なシリコーン被膜がつくられていないため、劣化スピードが速い。

○:下地処理ありで塗りなおすと、

キイロビンで汚れを除去する。(完全にリセットするのがベストだが、汚れの除去が重要。)不純物がなくなると、古いシリコーンと新しいシリコーンが均一に結合しやすくなる。
・古いシリコーンと新しいシリコーンがなじみ均一に近いなめらかな状態になる。表面の凸凹がなくなりシリコーン撥水剤本来の力を発揮できる。

【フッ素系撥水剤の特徴】

施工後のフッ素は、いかなる物質も寄せつけない性質。ゆえに耐久力が高い。 ただし、重ね塗りしようとしても寄せつけようとしない。

・フッ素は、シリコーンに比べて高耐久。ただし、ワイパーとの摩耗により、フッ素が剥がれ落ちるようになる。
・フッ素被膜が汚れや油膜を弾く。ただし、フッ素被膜が劣化した箇所では汚れを弾く力が弱い。
↓雨天時にワイパーを作動させると視界不良の原因に!

✕:下地処理なしで塗り重ねると、

汚れが残っていると均一なフッ素被膜にならないだけでなく、新しいフッ素被膜に汚れが閉じ込められてしまう。(※1) また一方で、古いフッ素が残った箇所では、新しいフッ素を寄せつけない。(※2) ・汚れが付着したまま施工すると均一なフッ素被膜が作られないため、劣化しやすい。また、古いフッ素と新しいフッ素が結合できないため、重ね塗りによるプラス効果が得られない。

○:下地処理ありで塗りなおすと、

キイロビンで劣化したフッ素被膜を除去し、ガラス面をリセットする。すると、撥水剤とガラス表面が均一に結合する。
・キイロビンでリセットし、ガラスとフッ素被膜が均一に結合した結果、フッ素撥水剤が本来の効力を発揮できる。

フロントガラスに撥水コートをする方は
キイロビンとセットで使うのがおすすめ!

キイロビンゴールドにはガラス専用の超微粒子研磨剤(琢磨剤)とガラス系ナノパウダーが配合されており、頑固な油膜や被膜を効果的に除去します。また、ガラス表面の微細な傷も取り除くため、繰り返し使うことで新車のようなクリアなガラスになっていきます。

ガラス面のホコリや泥汚れ等を取り除いてからスポンジに水を少し含ませ、黄色い面に液を直径2cmほどつける。

ガラス面に押し当て15cm四方で上下左右にこする。
※少量の水を掛けてからお使い下さい。

液がはじかなくなるまでこすったら(キュッキュッという音がします)白く残った液を水でしっかり洗い流し、きれいな濡れタオル等でふき取る。

実は初代キイロビンの発売は45年以上前。先代社長の廣瀬猛が雨の日に事故を起こしたことをきっかけに、ドライバーの視界不良を解消し雨の日の交通事故を無くしたいとの思いで開発した商品です。1976年に(財)全日本交通安全協会の推薦品となったのをきっかけに全国に広がりました。以降も現在まで常に改良を続け、より早く簡単に油膜取りができるようにしたのがキイロビンゴールドです。近年ではみんカラPOTY(パーツオブザイヤー)にてウインドウケア油膜取り部門を連続受賞し、2020年には殿堂入りするなど高い評価を得ています。

キイロビンゴールドはガラスの油膜を除去するために使うだけでなく、撥水剤施工前の下地処理にも使えます。
ガラス表面を均一な状態にしてから撥水剤を塗ると撥水剤が定着しやすく、効果が長持ちするというメリットがあります。

フロントガラスに撥水コートをする方はセットで使うのがおすすめです。

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