
自動車を持っている人にとって「洗車」は、自動車を長く乗り続ける上で非常に重要です。
自分で洗車するときは、基本手順や季節ごとのポイント、注意点などを理解しておく必要があります。
そこで本記事では、洗車が車に与える影響や洗車機・手洗い洗車のメリットとデメリットについて解説します。
手洗い洗車の基本手順や季節ごとの洗車ポイント、洗車するときの注意点も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.洗車とは
2.洗車機のメリットとデメリット
3.手洗い洗車のメリットとデメリット
4.手洗い洗車の基本手順
5.季節ごとの洗車ポイント
6.洗車するときの注意点
7.まとめ

洗車とは、文字通り車を洗うことです。
ここでは、洗車の種類と、洗車が車に与える影響を詳しく解説します。
洗車には、手洗い洗車と洗車機を使用する洗車の2種類があります。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
| 洗車の種類 | 手洗い洗車 | 洗車機 |
| メリット | ・自分の目で傷や汚れを見つけやすい ・細かいところまで洗車できる |
・短時間で洗車できる ・水洗いから撥水コーティングまで、コースが豊富にある |
| デメリット | ・時間と手間がかかる ・洗車スペースと道具を用意しなければいけない |
・洗車するたびに費用が発生する ・ホイールなどの細かい部分は洗車できない |
手洗い洗車と洗車機には、それぞれメリットとデメリットがあります。
時間をかけて丁寧に洗車したい人は「手洗い洗車」、できるだけ時間や手間をかけたくない人には「洗車機」が向いているでしょう。
洗車は、車に付着した汚れを除去して塗装の劣化を防ぎ、車の美しさと寿命を延ばせます。
1ヶ月に1〜2回程度の洗車が適切だと考えられていますが、鳥のフンや虫の死骸、花粉などが付着したらすぐに洗車することが重要です。汚れを放置すると、塗装が劣化する可能性があります。
また、洗車する場合は水で洗い流すだけではなく、汚れに応じてシャンプーや専用クリーナーを使用しましょう。
手洗い洗車をすると、細かい部分までより丁寧に洗えます。

洗車機とは、洗車から乾燥までを自動で行う機械です。
ガソリンスタンドや、コイン洗車場に設置されています。
ここでは、洗車機のメリットとデメリットを解説します。
洗車機のメリットは、短時間で手軽にできることです。
洗車機に車を入れて、ボタンを押すだけで自動的に洗車が始まり、数分で洗車が完了します。
仕事や子育てなどで、時間の確保が難しい人に向いているでしょう。
また、洗車機にはさまざまなコースが用意されています。
ワックスやコーティングのオプションもあり、手軽に仕上げすることが可能です。
上記以外にも、以下のようなメリットがあります。
● 一定の洗浄力がある
● 洗車道具を用意する必要がない
洗車するときに、「できるだけ時間や手間をかけたくない」と考える人におすすめの洗車方法です。
洗車機のデメリットは、洗車するたびに費用が発生することです。
洗車コースによって異なりますが、数百円から2,000円程度が目安です。
また、細かい部分への洗車は難しいと言えます。
ドアミラーの隙間やタイヤ、ホイールなど、ブラシが届きにくい部分の汚れは残ってしまう可能性があります。
さらに、塗装が繊細な車の場合は、砂や泥を巻き込んだブラシによって、ボディに傷が付くかもしれません。

手洗い洗車とは、自分の手を使って車を洗う方法です。
洗車機での洗車とは異なり、道具や洗車用のカーシャンプーで丁寧に車体を洗います。
ここでは、手洗い洗車のメリットとデメリットを解説します。
手洗い洗車のメリットは、車が綺麗になるだけではなく、車の傷やへこみ、汚れの状態を直接確認できる点です。
メンテナンスが必要な部分に気づけるため、早めに対策を行えます。
また、ホイールの隙間やドアの内側など、洗車機では届かない部分も丁寧に洗うことが可能です。
細かい部分は汚れが溜まりやすく、放置するとサビや劣化の原因になります。
手洗いであればブラシやクロスを用いて丁寧に洗えるため、車全体の美しさを保てます。
上記以外にも、以下のようなメリットがあります。
● 自宅でも洗車場でも、好きなタイミングで洗車できる
● 洗車に使用する道具を自由に選べる
● 時間をかけるため愛着が湧く
「自分の目で確かめながら、丁寧に時間をかけて洗車したい」という人には、おすすめの洗車方法です。
手洗い洗車のデメリットは、時間と手間がかかってしまう点です。
自宅に十分なスペースや水道がなかったり、近くに洗車場がなかったりすると、手洗い洗車はできません。
自宅で手洗い洗車する際は、水や汚れの飛び跳ねなどに注意し、近隣トラブルが発生しないように気をつけましょう。
また、洗車に必要な道具をそろえる必要があります。
ホースやカーシャンプー、スポンジなどすべての洗車道具をそろえる場合、数千円から数万円程度かかります。
しかし、一度購入すれば、追加の費用はほとんど発生しません。

ここでは、手洗い洗車の基本手順を紹介します。
● 事前準備
● 必要な道具
● 具体的な手順とポイント
それぞれ、詳しく解説します。
手洗い洗車をする際は道具だけではなく、服装や洗車場所の準備が必要です。
服装は、水や洗剤などが跳ねやすいため、動きやすく汚れても良い服装を選びましょう。
アクセサリー類や腕時計などの貴金属類は、車に接触すると傷が付く可能性があるため、必ず外してください。
また、足元が濡れないように長靴を準備するのもおすすめです。
洗車場所は、自宅もしくはコイン洗車場を選びましょう。
自宅は好きなタイミングで洗車が可能で、道具を持ち運ぶ必要はありません。
一方、コイン洗車場は十分な広さのスペースが確保できます。
ただし、営業時間などのルールが定められているため、使用する際は注意が必要です。
手洗い洗車に必要な道具は、以下の通りです。
| 必要な道具 | 選ぶポイント |
| カーシャンプー | 初心者の場合は、ワックスや研磨剤が入っていないものがおすすめです。 車の塗装面に優しい中性タイプ、もしくは弱アルカリ性タイプが良いでしょう。 |
| スポンジ | ボディ用とタイヤホイール用の2つを用意すると安心です。 ウレタンやムートン、セルロースなどの素材がおすすめです。 |
| バケツ | 洗車道具の収納もできるように、容量の大きいタイプ(10L程度)を選ぶと便利です。 蓋がついているタイプであれば、踏み台としても利用できるものもあります。 |
| ホース | 蛇口から洗車場所までの距離を考えて、余裕のある長さのものを選びましょう。 |
| 拭き上げ用クロス | スポンジと同様に、ボディ用とタイヤホイール用の2つを用意すると安心です。 マイクロファイバークロスなど、柔らかいタイプを使うのがおすすめです。 |
上記以外に、背の高い車を洗うときは脚立があると便利です。
また、高圧洗浄機を持っていると、車を流す際に役立ちます。
ただし、使用する際は塗装に傷が付かないように注意することが必要です。
手洗い洗車する際の手順は、以下の通りです。
1.車全体を水で流す
全体の大きな汚れとホコリを取り除き、シャンプーが均一に行き渡るようにするために行います。
ホコリや砂が付着したままスポンジやブラシでこすると、車に傷がついてしまいます。
車の屋根から窓ガラス、ボンネット、ドアと上から下へ水をかけてください。
特に、タイヤやホイール周りは汚れが溜まりやすいため、丁寧に流しましょう。
2.カーシャンプーを泡立てる
カーシャンプーの液をバケツに入れて、強めの水圧で水を入れて泡立てましょう。
泡立ちが良い方が、ボディを傷付けずに洗えます。
3.ボディを洗う
ボディ用スポンジに泡をすくって、一定方向にスポンジを動かします。
指を立てるように洗うと傷の原因になるため、スポンジ面全体を使って優しく丁寧に洗いましょう。
また、しつこい汚れがある場合は、泡を付け直して再度洗ってください。
汚れが付着したスポンジを使い続けると、傷や汚れが広がってしまう可能性があります。
4.タイヤ、ホイールを洗う
ボディ用と別のスポンジを使って、タイヤ周りを洗います。
ホイールは形状が複雑な場合があるため、ホイール用ブラシを用意しておくと簡単に洗えるでしょう。
5.カーシャンプーを水で洗い流す
泡が乾かないうちに、スピーディーに水で洗い流します。
ドアやサイドミラーの隙間など、細かい部分まで丁寧に洗い流してください。
6.タオルで車体を拭き取る
水滴が乾く前に、タオルで車体を拭き取ります。
タオルは、できるだけ柔らかいものを選びましょう。
タイヤホイールは、ボディ用とは異なるもので拭き取るのがおすすめです。

ここでは、季節ごとの洗車ポイントを紹介します。
● 【春】花粉や黄砂対策をする
● 【夏】虫や紫外線に注意する
● 【秋】落ち葉や樹液を除去する
● 【冬】凍結対策をしっかりする
それぞれ、詳しく解説します。
春は気温が安定するため、比較的洗車に適しています。
基本的に日中は過ごしやすく、気持ちよく洗車できるでしょう。
ただし、強風の日は花粉や黄砂などの汚れが付きやすいため、風の弱い日に洗車するのが重要です。
具体的な花粉や黄砂対策は、以下の通りです。
● 花粉や黄砂などが付着しないよう、風が弱い日に洗車する
● 花粉や黄砂が付着した場合は、予洗いをしっかり行う
● 通常よりも、洗車する頻度を上げる
上記のように、花粉や黄砂ができるだけ付着しないように注意し、付着した場合はすぐに除去してください。
夏は、虫の死骸が付着する可能性が高まります。
虫の死骸を放置すると、虫の体液に含まれる酸性物質やタンパク質が、塗装にシミなどのダメージを引き起こします。
その結果、変色や劣化が起こるかもしれません。
虫の死骸が付着した場合は、できるだけすぐに洗車しましょう。
また、夏は朝から気温が高く、日中は35度を超える日もあります。
気温が高い場合シミがつきやすいだけではなく、洗車中に熱中症になるかもしれません。
夏に洗車する際は、以下の内容に気をつけましょう。
● 比較的気温が落ち着いている朝6〜8時に洗車する
● 水分補給や、体を冷やす対策をとりながら作業を行う
● 水滴が残りにくいカーシャンプーを使用し、手際よく作業する
上記のように、夏は熱中症対策をしながら素早く洗車することがポイントです。
秋に洗車する場合は、落ち葉や樹液による汚れをできるだけ早く除去することが重要です。
落ち葉が車体に長時間残ると、水分を含んで塗装面を痛めたり、シミの原因となる樹液が付着したりする可能性があります。
秋に洗車する際は、以下の内容に気を付けてください。
● 落ち葉が入りやすいボンネットやトランクの隙間を忘れずに掃除する
● 樹液が乾燥して固まった場合は、専用クリーナーで除去する
● ワックスやコーティングを施工して塗装面を保護し、汚れの付着を防ぐ
上記の対策を行い、秋の落ち葉から愛車を守りましょう。
冬は、洗車と装備の両面で凍結対策を行う必要があります。
ガラスや水分の凍結だけではなく、融雪剤や雪道を走行することによる汚れや、トラブルが起こりやすいためです。具体的な対策は、以下の通りです。
● 解氷タイプのウォッシャー液に交換する
● 解氷剤を常備して、フロントガラスの凍結に備える
● 融雪剤や雪道走行で付着しやすい鉄粉汚れを、鉄粉除去クリーナーで定期的に落とす
● 布製タイヤチェーンを常備し、急な降雪や凍結路に対応する
このように、「凍結させない」「冬の汚れやダメージを残さない」「走行トラブルを防ぐ」ことが、冬の洗車と備えのポイントです。

洗車するときの注意点は、以下の2点です。
● 天気や気温、時間帯を考慮する
● 車の使用状況によって頻度を変える
それぞれ、詳しく解説します。
洗車するのに向いている天気は、風がない曇りの日です。
風が強い日は、飛んできたホコリや砂がボディに付着し、傷を付けてしまう可能性があります。
また、晴れの日は洗剤や汚れのついた水分が乾きやすく、ボディにシミやムラが残ってしまうかもしれません。
時間帯は、気温が低い朝方や夕方のタイミングがおすすめです。
日差しが強い昼前後の時間帯は水シミができやすいため、洗車に向いていません。
一般的に、洗車は1ヶ月に1〜2回程度が適切な頻度と言われています。
しかし、花粉や黄砂、鳥のフンなどが付いた場合は、できるだけ早く洗車しましょう。
汚れが付着したまま放置すると、塗装面が劣化する可能性があります。
すぐに洗車するべき状況は、以下の通りです。
● 花粉や黄砂が付着したとき
● 鳥のフンや虫の死骸が付着したとき
● 雪道を走行したとき
● 海の近くを走行したとき
● 泥道や砂利を走行したとき
上記に当てはまる場合は、できるだけ早めに洗車してください。

洗車は、車に付着した汚れを除去して塗装の劣化を防ぎ、車の美しさと寿命を延ばせます。
ガソリンスタンドやコイン洗車場にある洗車機を使う方法と、自宅などで行う手洗い洗車の2種類があります。
それぞれ特徴が異なり、「できるだけ時間や手間をかけたくない」という人は洗車機、「丁寧に車を洗いたい」という人は手洗い洗車がおすすめです。
手洗い洗車する場合は、事前準備をしっかり行い、正しい手順で行いましょう。
春は花粉や黄砂対策、夏は紫外線対策、秋は落ち葉対策、冬は凍結・冬特有のダメージ対策と、季節ごとに洗車方法を変えるのも大切です。