洗車に必要なアイテムのひとつである洗車ブラシは、さまざまな種類が存在しています。
種類が豊富なことから、「洗車ブラシはどのように選べば良いの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで本記事では、洗車ブラシの選び方や人気の洗車ブラシ、使い方などについて解説します。
最後に、洗車ブラシに関するよくある質問も紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.洗車ブラシとは
2.洗車ブラシの選び方
3.人気の洗車ブラシ5選
4.洗車ブラシの使い方
5.洗車ブラシに関するよくある質問
6.まとめ
まずは、洗車ブラシについて紹介します。
・洗車ブラシの概要
・素材の種類と特徴
それぞれ、詳しく解説します。
洗車ブラシとは、自動車のボディやホイール、タイヤなどの汚れを落とす際に使用する道具のひとつです。
スポンジでは届きにくい場所の汚れを落とす場合に役立ち、特にタイヤやホイールなどの細かい部分の洗浄に効果があります。
洗車ブラシによっては、持ち手の柄が長かったり伸縮したりする場合もあるため、大きな車を洗う際に重宝するでしょう。
スポンジやタオルなどを使って洗車をする場合、直接カーシャンプーや水に手が触れます。
そのため、肌が敏感な人の場合、シャンプーの成分で肌荒れを起こす可能性があります。
しかし、柄のついた洗車ブラシであれば肌荒れを起こす可能性は低くなり、何よりも手が汚れなくなります。
清潔な状態で洗車ができるのは、大きなメリットであると言えるでしょう。
洗車ブラシの素材は複数あり、それぞれ特徴が異なります。代表的な素材は、以下の表の通りです。
素材 | 概要 | 特徴 |
ポリプロピレン | ・プラスチックのひとつで、石油化学製品 ・プラスチックの中でも軽く、硬いため強いコシがある |
・耐熱性や耐水性、耐薬品性に優れている ・しなやかで弾力のある洗い心地で熱や光に弱く、劣化しやすい ・比較的安価 |
ナイロン | ・合成樹脂であるポリアミドで作られた繊維 ・有害物質を含んでいない ・軽くて丈夫 |
・弾力性や柔軟性、耐久性に優れている ・耐摩耗性に優れているため、長持ちしやすい |
馬毛 | ・馬の毛を使っている ・毛先が細くしなやかである |
・耐薬品性に優れている ・柔らかくてボディに傷がつきにくい ・動物由来のため、商品によって毛の部位や太さ、長さなどが異なる ・洗車だけではなく、車内の清掃にも使用される |
羊毛 | ・羊や山羊の毛を使っている ・非常に柔らかく、水を含ませるとさらにソフトになる |
・当たりがソフトで、優しく洗える ・傷つけたくない部分の洗浄に適している |
パキン | ・タンピコ麻の葉から採取される繊維 ・吸水性が高い |
・泡立ちが良く、洗浄力に優れている ・使用していると毛先が短くなるが、洗浄力は変わらない |
シダ | ・パルミラ椰子の葉から採取される繊維 ・硬く、水含みが良い |
・タイヤ周りの泥落としなど、しっかり汚れを落としたい部分の洗浄に優れている |
洗車ブラシを選ぶ際は、上記の表を参考にして選ぶと良いでしょう。
次に、洗車ブラシの選び方について紹介します。洗車ブラシは、以下の項目を基準に選ぶことが大切です。
・素材や硬さ
・サイズと形状
・コストパフォーマンス
・レビューや口コミ
それぞれ、詳しく解説します。
洗車ブラシを選ぶ際に最も重要なポイントが、ブラシの素材です。
柔らかいものから硬いものまであるため、洗う場所に適した素材を選びましょう。
場所別におすすめの洗車ブラシは、以下の表の通りです。
洗う場所(箇所) | おすすめの洗車ブラシ |
ボディ | 馬毛や羊毛などのソフトタイプのブラシ |
タイヤ | ポリプロピレンなどのハードタイプのブラシ |
ホイール | タイヤ用よりも柔らかいブラシ |
ソフトタイプの洗車ブラシは、天然素材や化学繊維で作られたものがおすすめです。
天然素材や化学素材で作られた洗車ブラシは、毛先が細くて柔軟性に優れているため、細かい部分まで掃除しやすいと言えます。
また、毛先が柔らかいため傷がつきにくいことも特徴的です。
ただし、天然素材の場合は毛の長さが異なる場合が多いため、事前にどのくらいの長さになるか確認しましょう。
ハードタイプの洗車ブラシは、ポリプロピレンやナイロン素材のものがおすすめです。
毛先が硬いため、なかなか落ちない汚れを落としたいときに向いています。
また、耐熱性や耐水性に優れているため、長く使い続けやすいことが特徴です。
洗車する車のサイズや重視する部分に合わせて、適したサイズと形状のブラシを選ぶことが重要です。
小さな車を洗う際はコンパクトなブラシ、大きめなSUVには広めのブラシが適しています。
また、細かい部分を洗いたい場合は、細長い形状や曲がった形状のブラシを選ぶことがおすすめです。
大きいブラシは効率的に洗車できますが、細かい部分の洗浄は困難です。
洗車ブラシの価格は、素材や大きさ、ブランドなどによって大きく異なります。
高価なブラシは品質が良く、長持ちする傾向ですが、高価であれば良いというわけではありません。
自分の予算と使用頻度を考慮して、コストパフォーマンスの高いブラシを選びましょう。
洗車ブラシを選ぶ際は、レビューや口コミを確認することもおすすめです。
カー用品を販売している公式サイトやショッピングサイトなど、さまざまな媒体で確認できます。
実際に使用している人の声を聞くことで、洗車ブラシを選ぶ際の参考になるでしょう。
ここからは、プロスタッフで販売している人気の洗車ブラシを紹介します。今回紹介する洗車ブラシは、以下の5つです。
・モンスター サーベラス
・モンスター サーベラスEVO
・モンスター デュアルブレード
・ホイール専用 鬼人手ジュニア
・鬼人手 奥の手
それぞれ、詳しく解説します。
サイズ全長:約460×110mm
特徴:
・3種類の毛によってホイール奥の汚れや細かい汚れを落とせる
・毛量が多く柔らかいため、狭い隙間に入り込む
・洗浄中の水はねを抑制
価格:約2,580円前後
🔍【ユーザーの声】
「ホイールがすみずみまで、洗いやすいです!」
「毛先もそれほど硬くはなく、程々な長さです。今までよりも洗車が捗っています。」
「このブラシは狭い部分にもスルッと入りこみ、汚れを掻き出すように洗えるのでとても満足しています。」
サイズ全長:約380×110mm
特徴:
・3種類の柔らかい毛が、洗浄中の水はねを抑制している
・柄が長いため、ブラシがホイールの隙間に入り込みやすい
・シャンプーをつけたときの泡立ちが良い
価格:1,780円前後
🔍【ユーザーの声】
「ホイールの奥までしっかり洗えました。また洗車が楽しくなります!」
「想像以上に飛び散らないです!いつも飛び散りで泡だらけになるのでコレは良かったです!なかなか汚れ落ちも良いので満足です!また買い直すときはリピートです!」
サイズ全長:約350×150mm
特徴:
・2種類のブラシが1本になっているため、用途によって使い分けできる
・ソフトブラシに市販のヘアゴムを装着すると、よりコシがでる
・スポットブラシは、スポンジでは届かない隙間の洗浄に最適
価格:1,780円前後
🔍【ユーザーの声】
「エンブレムの凹凸や、グリル、ホイールの細部など、とても洗いやすいです。」
「手の届かない隙間に入るのでありがたいです。細かい場所を洗うのが楽になりました。」
「1本で完結しているのでとても使いやすいです。」
サイズ全長:290×100mm
特徴:
・柄付きタイプのため、手を汚さずにホイール洗浄ができる
・手に馴染みやすいグリップ形状で、フィット感も抜群
・約2ミクロンの超極細繊維を使用している
価格:680円前後
🔍【ユーザーの声】
「ホイールの細かい部分の掃除に威力を発揮します。」
「ホイール洗いですが柔らかく、軽くこするだけで汚れが落ちます。」
「角度がありホイールをしっかり洗えます!サイズ感もちょうどいいです。」
サイズ全長:約350×125mm
特徴:
・長い柄(約325mm)により、ホイールの奥まで入り込んで汚れを落とせる
・水だけで油汚れを落とせる「マイクロファイバーツイスト加工面」と、ピッチ汚れに最適な「立体メッシュ面」の使い分けが可能
・真っ黒なホイールもスピーディーに洗浄できる
価格:1,000円前後
🔍【ユーザーの声】
「ホイールの内側も洗えて満足!」
「細かいところ、狭いところをよく磨けるよう、あえて小ぶりのこの商品を選んだが、使い勝手が良く正解だったと思う。」
続いて、洗車ブラシの使い方について紹介します。今回紹介する内容は、以下の通りです。
・洗車前の準備
・傷がつきにくい洗車の手順
・洗車ブラシのメンテナンス方法
それぞれ、詳しく解説します。
洗車を始める前に準備することは、以下の通りです。
・車体に付着している大きな汚れや砂埃を、高圧洗浄機や水道水などで流しておく
・洗車に必要な道具(洗車ブラシやバケツ、シャンプーなど)を用意する
・直射日光の当たらない場所を選ぶ
上記の準備を怠ってしまうと、洗車する際に車体に傷をつけてしまう可能性があるため、注意しましょう。
できるだけ傷がつかないように洗車するには、以下の手順がおすすめです。
1.タイヤから洗う
まずは、車の中でもっとも汚れやすいタイヤから洗いましょう。タイヤを後回しにした場合、タイヤを洗っている間にボディの水が乾いてシミになったり、ボディに泥が飛び跳ねたりする可能性があるためです。水で汚れを落としたあとに、ブラシやスポンジを使用してタイヤハウスやタイヤ、ホイールを洗いましょう。
2.ボディにたっぷり水をかける
タイヤを洗ったあとは、ボディの洗浄を行います。ボディをスポンジやブラシで洗う前に、まずはたっぷり水をかけましょう。いきなりスポンジやブラシで洗うと、表面に付着した砂やホコリなどが擦れて、傷になってしまう可能性があるためです。水をかける際は、天井から窓、ボンネットと、上から下へ順番に水をかけましょう。
3.泡で撫でるように洗う
水をかけたあとは、シャンプー液を使用してボディを洗います。シャンプー液はしっかりと泡立てて、泡で撫でるように洗うことがポイントです。
また、スポンジやブラシは柔らかい素材の物を使用することがおすすめです。円を描くように洗うのではなく、直線を引くように洗うと、傷がつきにくいと考えられています。
4.部位ごとにすすぎをする
全体を洗って一気にすすぐのではなく、部位ごとに洗ってすすぐことを繰り返しましょう。洗ってから放置すると、洗剤によって浮いた汚れが乾いて、再度付着してしまうためです。できるだけ時間をかけずに、素早く行うように心がけてください。
5.しっかり水滴を拭き取る
最後に全体を水でしっかり流し、吸水性が高いクロスを使用してボディの水滴を拭き取りましょう。拭き取る際は、上から下へ流すように吹くことがポイントです。水滴を拭き取る前に乾いてしまうと、水滴の跡が残ってしまう場合があるため、できるだけ素早く行いましょう。
以上の流れで洗車することで、できるだけ傷をつけずに洗車することが可能です。
洗車を終えたら、以下の流れで洗車ブラシをメンテナンスします。
1.洗車ブラシに付着したシャンプー液や汚れを水で洗い流す
2.ブラシの毛先を整えて、変形しないように元の形状へ戻す
3.直射日光が当たらない場所で、自然乾燥させる
以上の流れで洗車ブラシをメンテナンスすると、清潔に保つことができ、長く使用することが可能です。
最後に、洗車ブラシに関するよくある質問について紹介します。
紹介する内容は、以下の通りです。
洗車ブラシはどのくらいの頻度で交換するべき?
洗車ブラシを保管する方法は?
それぞれ、詳しく解説します。
一般的に、洗車ブラシは3〜6ヶ月ごとに交換することが推奨されています。
ブラシの毛先が摩耗してしまうと、汚れを効率的に落とせなくなるだけではなく、車の塗装に傷をつける可能性が高くなるためです。
洗車ブラシの使用後はしっかりと洗浄し、乾燥させてから保管すると、ブラシそのものの寿命を伸ばせます。
定期的にメンテナンスを行い、洗車ブラシの交換時期を見逃さないように注意しましょう。
洗車ブラシは、ブラシの毛先を痛めないように、できるだけ吊るして保管しましょう。
壁掛け用のフックや専用の収納袋を活用することで、ブラシの形状を維持できます。
洗車する際に欠かせない洗車ブラシは、洗車したい車の大きさや部位に合わせて、素材や硬さ、サイズ、形状などを選ぶことが必要です。
また、コストパフォーマンスやレビュー、口コミなども重視しておくと良いでしょう。
洗車ブラシを使用する際は、正しい使い方を心がけ、洗車後にメンテナンスをしっかりと実施してください。
3〜6ヶ月ごとに交換することが推奨されているため、交換時期を見逃さないように注意しておくことも重要です。