白くて濃密な「もちふわ泡」
見ているだけでも気持ちいい、そんな泡でやさしく車を洗うのが「泡洗車」です。
まだ泡洗車を試したことがない方も、なんとなく気になっている方も、この記事を読めばその魅力と正しいやり方がしっかり理解できます。
さあ、泡洗車の世界へ一歩踏み出してみましょう!
1.泡洗車について
2.泡洗車に挑戦してみよう
3.おすすめカーシャンプー
4.泡洗車のQ&A
5.まとめ
泡洗車という言葉を耳にしたことはありますか?
試したことはあるでしょうか?
「泡洗車を知らない人」も「泡洗車を試したことがある人」もまず、泡洗車について基本的な知識をおさらいしていきましょう。
泡洗車とはカーシャンプーを泡状にして車を洗っていくことです。
スポンジで泡立てることもできますが、最近では「フォームガン」という専用の器具を使って、もこもこで濃密な泡を簡単に作る方法が人気です。
泡で車を包み込むことで、汚れを浮かせて落とす効果があり、ボディへの摩擦を減らして傷を防ぐことにもつながります。
特にコーティングを施している車や愛車を丁寧に手入れしたい方にとっては、やさしく洗える泡洗車がぴったりです。
見た目にも気持ちが良く、洗車が楽しくなるのも泡洗車の魅力のひとつ。
それでは次に、泡洗車の具体的なメリット・デメリットを見ていきましょう。
泡洗車の最大のメリットは、ボディを傷つけにくいという点です。
通常の洗車では、頑固な汚れを落とそうとしてゴシゴシ擦ってしまい、小さな傷がつくことがあります。
しかし、泡洗車ではたっぷりの泡がクッションの役割を果たし、スポンジとボディの間の摩擦を減らしてくれるため、傷をつけにくいのです。
また、泡は汚れを包み込んで浮かせる効果があるため、強く擦らなくてもスッと落とせるのもポイント。
細かいパーツの隙間に入り込んだ汚れにも、泡がしっかり届いて分解除去を助けてくれます。
さらに、コーティング車にも泡洗車はおすすめ。
摩擦が少ないため、コーティング被膜を傷めにくく、コーティングの持ちを良くする効果も期待できます。
「泡洗車=手間がかかる」と思われがちですが、実は時短にもなる洗車方法です。
フォームガンなどを使えば、泡を車に吹きつけるだけで数分で汚れが浮き上がるので、あとはやさしく撫でるだけ。
強く擦らなくても汚れが落ちるため、体力的な負担も減ります。
特にSUVやミニバンなどの大型車は洗車面積も広く大変ですが、泡洗車なら効率よく短時間で仕上げることが可能です。
泡状のシャンプーが車体に乗っている時間が長くなるため、気温の高い日や車自体が温まった状態で泡洗車をおこなうと泡が乾燥し、シミになりやすくなります。
水での洗い流し作業に手間取ってしまっても同様です。
泡の量が多いため、洗い流しの際に泡が残ってしまう恐れがある点も注意が必要です。
泡が残ってしまうとシミや水垢の原因となってしまいます。
涼しい日に手早くかつ丁寧に洗い流すことが大切です。
スポンジでシャンプーを泡立てるのは手間と時間がかかります。
そのため、専用のフォームガンを購入したくなるかもしれません。
フォームガンはハンディタイプと高圧洗浄につないで使うタイプがあります。
電動と手動があり、容量も様々です。
フォームガンの他に泡立ちの良いカーシャンプーの準備など道具を揃えるためのコストが必要になります。
しかし、使い切りのものではないので一度購入すればしばらくはコスト不要で洗車ができるでしょう。
泡洗車についての基本がわかったところで、次は実際に泡洗車を始めるための準備と手順を見ていきましょう。
ここでは、必要な道具の選び方から、バケツやフォームガンを使った泡の作り方、洗車の具体的な流れまでを詳しく解説します。
泡洗車の要になるのが、モコモコ泡を作るための道具です。
本格的に泡を作るなら「フォームガン」が便利ですが、手軽に始めたい方には「バケツ」を使った方法もおすすめです。
それぞれの特徴を簡単に紹介します。
シャンプーと水を入れるだけで、濃密な泡を簡単に噴射できるアイテム。蓄圧式・電動式・高圧洗浄機接続式の3種類があり、用途や予算に応じて選べます。
①蓄圧式
容器の中にシャンプーと水を入れ、ポンプで圧力を高めて泡状にし、
ノズルから泡状になったシャンプーを噴霧するものです。
手動のため電源やバッテリーを搭載しておらず、洗車中のバッテリー切れの心配もありません。
また、比較的手ごろな価格で入手できるため「コストを抑えたい方」「フォームガン初心者の方」におすすめです。
②電動式
蓄圧式は手動でしたが、こちらは電動です。
シャンプーと水を容器に入れてボタンを押すだけで泡を噴霧できるのです。
ボタン1つで泡を作り出せるので手間をかけたくない方におすすめです。
しかし、蓄圧式に比べると
価格は高い傾向にあるため、予算との検討が必要です。
③高圧洗浄機接続式
高圧洗浄機と接続して使用するフォームガンです。
泡を素早く作ることができ、大量に噴霧することが可能です。
そのため時短をしたい方におすすめです。
これら全てのフォームガンは使用後にお手入れをしないと目詰まりの原因となるため注意が必要です。
ホースの水圧を利用して泡立てる方法。フォームガンがなくても、十分な泡を作ることができます。泡洗車初心者や道具を揃える前の人に最適です。
カーシャンプーによって泡立ちが異なるため、泡立ちの良いシャンプーを選びましょう。
コーティングをしている「気になる汚れがある」など車の状態によっても選び方に注意が必要です。
基本は中性で車に優しいシャンプーが良いでしょう。
もし、フォームガンを使用して泡洗車をおこなう場合はシャンプーがフォームガン使用可能か確認をしてから購入しましょう。
泡洗車は泡が汚れを浮かせて落としてくれますが、汚れの強い場合は、部分洗いが必要になります。
そんな時に必要となってくるのが、洗車用スポンジやミットです。
柔らかくて持ちやすいスポンジを選びましょう。
また、洗浄したい部分に応じてミット型やグローブ型を選んでみましょう。
水滴を残さずに拭き取ることが車を美しく仕上げるために重要です。
クロスは柔らかい素材で吸水性の良いものを選びましょう。
車のサイズが大きい人は大判タオルにすると素早く拭き上げることができます。
さぁ、いよいよシャンプーを泡立てていきましょう。
まず、ホースに切り替えノズルのシャワーヘッドを付けていただくことをおすすめします。
「水圧強めなストレート」と
「水圧の柔らかなシャワー」の
2種類に切り替えられるものが良いと思います。
①バケツの中にカーシャンプーを入れます。
②次にバケツにゆっくり水を注いでいきます。
この時、シャンプーが飛び散らないように注意しましょう。
シャワーにして、少し水圧を弱めても良いかもしれません。
③ある程度、水が溜まったら強い水圧を当てて泡立てていきます。
水圧強めなストレートを使用するとスムーズです。
円を描くように動かすとより効果的です。
④最後にシャワーなどの少し弱い水圧を当ててあげてください。
出来上がった泡のキメが細かくなります。
では、いよいよ泡洗車の手順を見ていきましょう。
泡洗車は自分で洗う場合、
・フォームガンを使用する
・バケツとスポンジを使用して泡立てる
の2種類があります。
・水で落とせる汚れを落とす
・フォームガンを使って上から下に泡を拭き付ける
・泡をなじませる
・気になる汚れを手洗い(必要に応じて)
・水で泡を洗い流す
・クロスで拭き上げ
・水で落とせる汚れを落とす
・バケツでシャンプーを泡立てる
・スポンジなどに泡をつけて洗車をする
・水で泡を洗い流す
・クロスで拭き上げをする
どちらも手順は簡単です。
しかし、注意点があります。
気温が高い日は泡が乾燥しやすく、シミになりやすいということを忘れてはいけません。
そのため、直射日光が当たる場所での洗車や走行直後のボンネットの熱さなどに気をつけなくてはなりません。
ここからはおすすめカーシャンプーを確認していきましょう。
シャンプーにもしっかりこだわっていくと、洗車は楽しくなります。
今回ご紹介するカーシャンプーは
泡立ちはモチロンのこと車への優しさ、洗浄力の高さなど、高品質な厳選シャンプーです。
中性で車に優しく泡立ちが良いのに、洗車後の泡切れもスピーディなためシミになりにくいです。
どちらの泡も濃密でモッチリとしているため洗車時の摩擦を軽減することが可能です。
もちろん、コーティング施工車にもご利用いただけます。
濃縮タイプのカーシャンプーです。
トリプル洗浄成分により、かつてない濃密で弾力のあるもっちりとした立体的な泡を実現します。
コーティング・ワックスを傷めにくく表面の汚れを泡で包み込み、やさしくスッキリ洗浄します。
また、キレート剤配合により洗車時のシミを防ぎ、ウォータースポットになりにくくします。
手軽に使いやすいポンプタイプで、スムーズに作業できます。濃縮タイプで、約40台(中型車)使用可能です。
心地よいマリンの香り付きで洗車時間も楽しくなります。
手やボディーにもやさしく、コーティング・ワックス施工車のメンテナンスに適切なシャンプーです。
コーティングを落とさずにスッキリ洗える、希釈タイプの洗浄用シャンプーです。
きめ細かくクリーミーでなめらかな泡立ち。
泡が汚れを包み込むので洗車時のキズを防ぎ、コーティング被膜の汚れをやさしく洗浄します。
また泡切れもよく、キレート剤配合により洗車時のシミを防ぎスッキリ仕上がります。
手やボディーにもやさしい、安心のノーコンパウンド・中性タイプ。
CCウォーターゴールド(コート剤)施工車はもちろん、その他のコーティング施工車にも最適なシャンプーです。
汚れのを落とすのに重要なシャンプーのpHを使い分けることができる画期的なシャンプーがでました。
バケツでも、フォームガンでも様々な泡洗車スタイルに適応できる優れものです。
汚れ徹底洗浄、実感シャンプーセット
モンスターブランドから革新的ケミカルの新提案。アルカリ性、 酸性、中性、3タイプのシャンプーをセットにした高濃度のpHシャンプーが誕生!
A.細かな隙間を忘れずに洗い流しましょう!
モコモコに泡立てた泡は細かな隙間に入り込み、汚れを落としてくれます。
なので、洗い流す際は隙間の泡も流せるように隙間もしっかり流しましょう。
例えばボンネットやドアの隙間などです。
見えにくい場所ですが、ルーフのルーフモールにも泡が溜まりやすいので脚立などを用いてしっかり流しましょう。
A.泡洗車は通常のシャンプー洗車に比べると、車に傷を付ける可能性は低いといえます。
なぜならたっぷりの泡が汚れを浮かせて落としてくれるので、ゴシゴシ擦る必要がないためです。
しかし、汚れたスポンジやクロスを使ってしまうことで車に傷を付けてしまう可能性があります。
また、フォームガンを使用する際に車に近付けすぎてしまうと傷を付けてしまう恐れがあります。
道具のお手入れをきちんとおこない、正しい手順で洗車をすることが大切です。
ここまで、泡洗車についての知識や手順、おすすめシャンプーを紹介してきました。
泡洗車の魅力を少しでも伝えることができたでしょうか?
まとめると
・擦らずとも、たっぷりな泡が汚れを浮かせて落とす。
なので傷がつきにくく、コーティング被膜にも優しい。
・泡洗車は時短にもなる。
特に、初期投資をしてフォームガンを購入すれば泡立てる手間は減らすことができる。
バケツでもきれいに泡立てる方法がある。
・手順は通常の手洗い洗車と大きく変わりがないが、泡が多く洗い流しの際はよく流す必要がある。
ということがお分かりいただけたかと思います。
これらの知識を活かし、ぜひ、素敵な洗車時間を過ごしていただけたらと思います。