
スプレーを吹きかけるだけで車をコーティングできる「コーティングスプレー」。
コーティングスプレーを使用すると、ボディを傷や汚れから守れます。
しかし、コーティングスプレーの使用を検討するにあたって、
「どのコーティングスプレーを選べば良いか分からない」
「コーティングスプレーを使うときのポイントは?」
など、不安や疑問を持つ方は多いでしょう。
そこで本記事では、コーティングスプレーを使うメリットや選び方、おすすめのコーティングスプレーについて紹介します。
コーティングスプレーの使い方や、使うときのポイントについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1.コーティングスプレーとは
2.コーティングスプレーを使うメリット
3.コーティングスプレーの選び方
4.おすすめのコーティングスプレー3選
5.コーティングスプレーの使い方
6.コーティングスプレーを使うときのポイント
7.まとめ

コーティングスプレーとは、車のボディを保護し、美観を与え、撥水等の性能を付与するためのカー用品です。
名前の通りスプレータイプのコーティング剤で、洗車後の車にスプレーを噴射し、クロスなどで拭き上げることでボディの表面に被膜が作られます。
コーティングスプレーを使用すると、簡単に撥水や艶出しの効果だけではなく、ボディを傷や汚れから守る効果も得られます。
ワックスのように塗り込む必要がなく、スプレーして拭き上げるのみであることから、人気を集めている用品のひとつです。
「愛車を大切にメンテナンスしていきたい」と考えている人には、欠かせないカー用品と言えます。

コーティングスプレーを使うメリットは、以下の3点です。
● ボディに艶がでて、仕上がりが綺麗になる
● ボディのダメージを抑制できる
● 自分で簡単にコーティングができる
それぞれ、詳しく解説します。
コーティングスプレーを使うことで、ボディに艶がでて、仕上がりが綺麗になります。
ワックスの場合、どうしてもムラができる可能性が高まります。
一方、コーティングスプレーを使用すれば、満遍なく塗布できるためムラがないコーティングが可能です。
コーティングスプレーを使用すると、塗装を痛める原因である紫外線や酸性雨、ホコリなどからボディのダメージを抑制することが可能です。
また、ボディを保護することで、傷や汚れが付きにくくなるため、洗車の頻度を減らすことが可能です。
さらに、洗車の頻度を減らすことで、メンテナンス費用を節約できます。
コーティングスプレーは、自分で簡単にコーティングできる点も魅力のひとつです。
プロの手に頼らなくても、自宅で手軽に施工できます。

コーティングスプレーの購入を考えている人は、以下の内容を参考にして選ぶと良いでしょう。
● コーティング剤の種類から選ぶ
● 水の弾き方から選ぶ
● 機能性から選ぶ
● コストパフォーマンスから選ぶ
それぞれ、詳しく解説します。
コーティング剤には、いくつかの種類が存在します。
それぞれの特徴を理解して、車の種類や駐車環境などに合った種類を選びましょう。
コーティング剤の種類は、以下の表の通りです。
| コーティング剤の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
| 油脂系コーティング | ・ワックスを主成分としたコーティング剤 | ・安価 ・施工しやすい |
・耐久性が弱い ・紫外線や傷に対しての保護効果が弱い |
| ガラス系コーティング | ・シリコンやフッ素などが含まれたコーティング剤 | ・施工しやすい ・傷が付きにくい ・持続力がある ・撥水効果が高い |
・ガラスコーティングと比較すると効果は弱い ・こまめなメンテナンスが必要 |
| ガラスコーティング | ・ガラスに相似した硬い被膜で車を守るコーティング剤 | ・塗装面の硬度が上がる ・撥水性能、防汚性能において効果が高い ・持続力がある ・耐久性が高い ・耐熱性や耐薬品性に優れている |
・費用が高い ・初心者には難しい場合がある |
できるだけ安価に使用したい場合は「油脂系」、安価で作業性や持続力を求める場合は「ガラス系」、値段に関係なく総合的な効果を求める場合は「ガラス」を選ぶことがおすすめです。
コーティングスプレーは、水の弾き方も重要です。
水の弾き方には、撥水性、疎水性、親水性の3種類があります。
それぞれの特徴は、以下の表の通りです。
| 水の弾き方 | 特徴 |
| 撥水性 | ・水滴がよく弾いて、流れ落ちる |
| 疎水性 | ・ほどよく水を弾いてくれる ・拭き取りやすい |
| 親水性 | ・水滴を流れやすくしてくれる ・雨ジミが残りにくい |
コーティングにどのような効果を求めるかによって、選ぶべき種類は異なります。
また、商品によっては複数の弾き方が組み合わさっている場合もあります。
水の弾き方だけではなく、最終的には総合的な性能で判断しましょう。
コーティングスプレーには、コーティング以外の機能が備わっている場合があります。
たとえば、車のボディだけではなく、窓ガラスやヘッドライト、ホイールなど、車全体をケアできる商品が存在します。
また、洗浄成分が入っているコーティングスプレーは、コーティングと同時に汚れを落とせるため、「洗車せずにコーティングしたい」という人におすすめです。
他にも、帯電防止機能が付いたコーティングスプレーは静電気の発生をおさえて、ホコリの付着を防いでくれます。
コーティングスプレーを選ぶ際は、コストパフォーマンスも重要です。
できるだけ効果が高く、価格をおさえられるものを選びましょう。
しかし、安すぎるコーティングスプレーは、効果がいまひとつである可能性があります。
コーティングスプレーの相場は、2,000円から3,000円程度です。
相場を参考にして、「価格と品質のバランス」をしっかり見極めましょう。
おすすめのコーティングスプレーは、以下の3点です。
● CCウォーターゴールド 300
● モンスター ドレスアップコーティング 200
● CCウォーターゴールド プレミア 300
それぞれ、詳しく解説します。
特徴:
・洗車後の濡れたボディーにスプレーして拭くだけで、コーティング効果が得られる
・繰り返し使用することで、より厚く硬いガラス系被膜になり艶が深まる
・ボディー以外にも、窓ガラスやヘッドライト、ホイール、メッキ部分などにも使用可能
価格:2,180円前後
🔍【ユーザーの声】
「早速使ってみたところ、のびが良くムラになりにくく、拭き取りも軽く仕上がりました。」
「リピートです。少し水気が残った状態で使用、綺麗に仕上がり水はじきも抜群です。」
「使いやすくコーティングして1週間後洗車しましたが、効きに満足しています。リピートしたいと思いました!」
特徴:
・脅威の煌めく艶と撥水を両立したガラス系コーティング剤
・雨の日や洗車時も水滴が滑り落ち、汚れが付きにくく、美しい状態を長く保つ
・フルーティームスクの上品な香りで、気持ち良く施工できる
価格:3,480円前後
🔍【ユーザーの声】
「拭きやすく簡単に拭き上げができました。」
「施工性が良く、デュアルクロスが使いやすい!」
「マイクロクロスが付いていて、良かったです。」
特徴:
・ボディーにスプレーして拭くだけで、圧倒的な艶感・高撥水効果が得られる
・浸透力の高いコーティング成分のガラス系ナノコロイドと、ガラス系艶成分を濃縮配合している
・ボディー以外にも、ヘッドライトやホイール、メッキ部分などにも使用可能
価格:4,980円前後
🔍【ユーザーの声】
「使いやすさバツグンです。満足しています。」
「早速使用していますが、雨の後の汚れ(特に黄砂)が取れて重宝しています。」
「2WAYクロスとセットで使用した効果かもしれませんが、今まで以上の艶に大満足です。」

コーティングスプレーを使用する手順は、以下の通りです。
①車を洗車する
②説明書に沿ってスプレーを塗布する
③拭き取り用クロスで拭き取る
それぞれ、詳しく解説します。
まずは、車全体に水をかけて、ある程度汚れを落とします。
その後、バケツにカーシャンプーと水を入れて泡立てて、スポンジに泡を含ませて洗車しましょう。
カーシャンプーは、流し忘れがないように水で洗い流してください。
特に、夏場に洗車する際は表面温度が非常に高くなり、水滴の跡が残ってしまう可能性があります。
しっかり水をかけて、表面温度を下げてから洗車しましょう。
続いて、コーティングスプレーに添付されている説明書に沿って、スプレーを塗布します。
水を拭き上げたあとに噴射するタイプもあるため、必ず事前に確認してください。
最後に、コーティングスプレーが乾ききる前に、拭き取り用クロスで拭き取ります。
コーティング車専用の拭き取りクロスを使用すると、より綺麗に仕上がります。

コーティングスプレーを使うときのポイントは、以下の3点です。
● コーティング剤はすべて拭き取る
● 重ね塗りは乾燥したあとに行う
● 長持ちさせるにはメンテナンスが必須
それぞれ、詳しく解説します。
コーティングスプレーの拭き取りは、コーティング被膜の厚さを均一にし、最適なコーティング効果を得るためには不可欠です。
また、拭き残しはムラの原因となってしまいます。
見た目の綺麗さにも影響を与えるため、丁寧に拭き取ることが大切です。
コーティングスプレーを重ね塗りしたい場合は、1度目のコーティングが乾燥したあとに行いましょう。
乾燥前に重ね塗りしてしまうと被膜が多層化しないため、コーティング効果は上がりません。
コーティングスプレーを重ね塗りすると、光沢が増したり、被膜が強くなり、持続力が向上するといったメリットを得られます。
コーティング効果を長持ちさせるためには、メンテナンスが欠かせません。
洗車したあと、スポンジを使って汚れを落とし、すすぎと拭き上げを行って完了です。
メンテナンスの頻度は駐車状況や車の色などによって異なりますが、1ヶ月〜3ヶ月に1回程度が目安です。
メンテナンスをすることで固着した汚れを分解し、コーティング被膜に加わったダメージを補修できます。
コーティング被膜の上部を綺麗にするだけではなく、コーティングの寿命を延ばせるのです。

コーティングスプレーとは、車のボディを保護するためのカー用品です。
洗車後の車にスプレーを噴射し、クロスなどで拭き上げることでボディの表面に被膜が作られます。
仕上がりが綺麗になるだけではなく、ボディのダメージを抑制することが可能です。
コーティングスプレーは、種類や水の弾き方、コーティング以外の機能性、コストパフォーマンスなどの観点から選ぶことが大切です。
実際に使用するときは、拭き取り忘れがないように注意しましょう。
また、コーティングの効果を長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。